夜に生きる 〔ハヤカワ・ミステリ1869〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
- 作者: デニス・ルヘイン,加賀山卓朗
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/03/08
- メディア: 新書
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前の感想はこちら※リンク先ネタバレありなため要注意。
今回は二回目なため予習はバッチリ。あとは『運命の日』まで読めば、どんな話でもついていけるぞ……と思っていたのですが『運命の日』を読むことができず。
しかも、再読したら西東京の読書会で見直した『夜に生きる』がやっぱりあまり面白く感じられず。まずいよ、わたし!という感じで参加しました。
まずは読書地図
お題が『夜に生きる』で読書地図を二組に分かれて作成しました。
日本のものでも映画でもマンガでもなんでも良いですと言われても、なかなか翻訳以外は書きにくく感じていたのですが、わたしのいた班は映画好きな方が多かったので映画関連がどしどし。
そうなると日本のものも書いていいかなーとこっそりつけましたが、三つも思いついたのりりんは恥ずかしくて書けず。次は堂々と書けるようになれるといいなー。
読書会
以下、ネタバレはしないようにしますが、内容には触れるのでそういうのが嫌な方は読まないでくださいね。
前回の西東京では加賀山さんのお話を聞きましたが、今回は
- 作者: デニスレヘイン,Dennis Lehane,鎌田三平
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1999/05/21
- メディア: 文庫
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加賀山さんからは『夜に生きる』自体の話を聞いたのですが、鎌田さんからは私立探偵パトリック&アンジーシリーズを中心にデニス・レヘイン(ルヘイン)という作家についてのお話を聞くことができました。
『夜に生きる』のジョーもだけど、年を経て人って変わっていくんだなぁとしみじみ。特にレヘイン(ルヘイン)の場合、著者の写真に顕著に表れていました。
他にはやっぱり映画化の話になりました。
ベン・アフレックが主演を自分でやるのは止めてほしいという意見だらけで。西東京と同じ意見でした。
が、エマについては女性の多い横浜なのに好意的な意見が多くてびっくりしました。レヘイン(ルヘイン)は女性を上手く書いているという意見が多くて。西東京では男性が好意的なのに対し、女性は否定的だと思っていたので、やっぱりところ変わればなんだなぁと楽しかったです。
29章については気づいてなかった方もいたので、西東京の推理をお伝えできてよかったです。ちなみにすでに第3部はジョーが主役とわかっているそうなので、西東京の推理は当たっているんじゃないかなと思いました。素晴らしい!
ギャング小説というよりは、ジョーの成長譚ではないかという話にはなるほどと感じました。だから、わたしは苦手なのに違いない。
青春小説とかサクセスストーリーを好きな人にオススメしようと思います。
他にはボストンについてや禁酒法の時代、徴兵制についてなどなど話していたらあっという間に時間になりました。
今回も楽しい読書会でした。参加された皆さん、資料作成をしてくださった方、司会をしてくださった方、名札を作成してくださった方ありがとうございました。