芳林堂書店高田馬場店の入っているビル8階で法月綸太郎さん×杉江松恋さん トークショー＆サイン会 〜「ノックス・マシン」のつくり方〜が行われたので行ってきましたー！
『ノックス・マシン』はそもそもホームズパロディが発想の最初であったり、昔の本格ファンとうみねこの「ノックス十戒」の位置づけを比較されたり、円城塔さんの小説に影響を受けていらっしゃったり、ノックスの功績を紹介されたり、とにかく法月さんの読書量＆知識に圧倒された時間でした。
『引き立て役倶楽部の陰謀』を読めば、当たり前ですが。
いや、でも実際に目の前でいろんな小説がどんどん飛び交うとびっくりしますよ。
その『引き立て役倶楽部の陰謀』の発想の最初はクリスティの失踪事件の絶対ありえない真相を書きたかった＆『有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー』に収録されている『＜引立て役倶楽部＞の不快な事件』から着想を得たそうです。あんな面倒な小説を「調べるのは大変だったが、ここまでは出していいか人選を考えるのは楽しかった」とおっしゃられてました。思い入れがあるかと思われていたクイーンについても書いていて楽しかったとのこと。
ただ、最近のクリスティ再評価の流れを受けて、クリスティに対して自分も何かしたかったとおっしゃっていたのが印象的でした。評論家のりりんの姿勢を見た感じ！
あとは電子書籍の『ノックス・マシーン』は紙媒体より2編少ないそう。
その事情を説明してくださいました。紙が完全版ということが譲れなかったという言葉にはじーんとしました。
サインをもらい、帰りには気になっていたイタリアンに行ってきました。
ここのデザートを絶対食べたかったんですよ！
二種類のチーズが入ったクリームチーズケーキが本当にうまうまでした。
