最近予定が合わず全然行けなかった横浜読書会にようやく参加することができました。
今回はなんとお料理読書会。今回の会を考えてくださった方々のお話を聞いたところ、場所が狭く限られていたため、いつもなら20人ぐらい考えている定員も12人しか用意できなかったところ。そんな中になんとかすべり込ませていただけたのです。
今回の課題書は
- 作者: ジョアンフルーク,Joanne Fluke,上條ひろみ
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2003/02/01
- メディア: 文庫
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わたしはすでにプラムプディングまでは読んでいるはず……なんですが、ハンナのシリーズは印象的な食べ物以外は読んでも片っ端から忘れてしまっているのです〜。当然一冊目に何があったかなんてまったく覚えてないのです。いや、でも読んでいる最中は楽しく、エンターテイメントとして素晴らしいと思っているのですが、読書会向きとは思えない、この本に語るところはあるのかしら? 辛口横浜読書会のメンバーにかかると違うのかしら?ぐらいのかるーい気持ちで行ったのが大失敗だったのでした。
以下、ネタバレに怯えるかたも安心の読書会レポを行います。
会場はどこだ!?
今回の会場は石川町のかどべや。
ブログの写真で見るとオシャレな感じですが、下見をした方から写真どおりではないと予告されていたためまったく期待してなかったのですが……普通の家庭用のキッチンにビックリ。その合間で忙しそうに働く皆さんにさらにビックリ。皆さん、用意に一体どれだけ時間をかけていたの!?
どうせクッキー作って、あとは洗い物をすればいいよね〜ぐらいの軽い気持ちでいたのは間違いで、遅れを取り戻すため働かなくてはいけない気がしたのはこのあとを予告していたのかもしれません。
クッキーを作ろう!
まずは3班に分かれてチョコチップクッキー作りです。
班はあみだくじで決めました。わたしはA班。
クッキーのレシピが配られ、テーブルにはすでに計量済みの材料が並べられ、至れり尽くせり。あとはレシピ通りに材料を入れていけばいいよね〜と話していたら、今回の主催者から「レシピ通りの砂糖を入れてしまうとすっごく甘くなりすぎるから気を付けてくださいね」とアドバイスが。確かに白い砂糖ときび砂糖が小麦粉と同じくらい用意されてて、全部入れちゃうとやりすぎかも……と他の班を伺いました。
皆さんはアドバイスに従って砂糖を減らす方向の様子。それなら、わたしたちの班はレシピ通りにやってみようと砂糖をドバドバ入れてやりました。
紙にまだ置かれているのがA班のチョコチップクッキー。
間をあまり空けれなかったので隣のクッキーとくっついちゃったのは愛嬌ということで。味見したところ、薄目にしたおかげで食感がサクサク。中に入れたコーンフレークがいい仕事をしてくれました。甘さは確かにあまーいけど、ブラックコーヒーと食べるとちょうどいいのではないかという感じ。繊細な美味しさはないけれど、ジャンクフードとしてはアリです!
お皿に入っている先に焼かれたB班のクッキーは厚みがありザクッとした食感。甘みが抑え目でチョコチップが生きる感じ。わたしたちの班と大違いで食べ比べができて楽しかったです。
C班のクッキーもまた薄く甘め控えめという出来で三者三様でした。
クッキーができたら
やれやれ、クッキーができた。じゃあ、あとは読書会ね!
というわけではなく、今回は他にもソーセージキャセロールなどを作るとは連絡ありました。
そもそもソーセージキャセロールって何よ状態のわたしは皿洗いをしようと思ってました。
が、そんなことは許されるわけもなくくじびきをすることになりました。
一人はテーブルセッティングの手伝い、一人はストロベリーチョコレートタルトの手伝い、二人がキャセロール、二人がチキンの赤ワイン煮、二人がサラダ三種、二人がドリンク担当です。
これは狙うはドリンク担当ですね!
籤を作ってきてくれた方に「どれが当たりですか?」と聞きながら引いた籤は大当たりのキャセロールでした。あわわわわわ。
キャセロールを作ろう
海外の映画や小説でちょくちょく見かけるキャセロール。わたしは持ちよりパーティーやお葬式でこのキャセロールを持っていくという発言を見るたびに、コールスローのにんじんバージョンみたいなやつを想像してました<コールスローとキャロットを混ぜて考えたらしい。
別の方はロールキャベツみたいなのを想像していたそう。
が、もらったレシピに貼られていた写真はどうみてもグラタンのようなもの!
上のリンクのwikiによると「耐熱容器に入れてオーブンで焼いた家庭料理の総称である」とあるのですが、今回作ったのは先に火を通したジャガイモと玉ねぎ、マッシュルーム、パセリ、ソーセージと、卵液(卵と牛乳、生クリーム)を混ぜたものを耐熱鍋に入れてオーブンで焼くというもの。
写真で見たとはいえ、どういう食べ物か想像はつかず。主催のために何度も作ったとおっしゃる方にすべて聞きながらの作業となりました。
さらに12人分のキャセロールのための材料は半端でなく、切り刻むのに時間がかかるかかる。時間内に食べれるものができるか不安で途中何度も泣きそうになりました。ああ、もっとちゃんと料理頑張っていればよかった!
が、一緒に担当してくださった方と教えてくださった方のおかげで完成することができました。
オーブンの熱が弱くおろおろしたときもありましたが、無事に膨らんで美味しそうな焼き色もつきました。
ほっと一息ついてミステリーの話や近況を少々。
- 作者: デニスレヘイン,Dennis Lehane,鎌田三平
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2001/09/01
- メディア: 文庫
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この小説、アンジーの変化を思うと泣きたくなります。
パーティーが始まります
上記で自分が頑張った様子を書きましたが、同じくらい参加者の方々も頑張ってました。その結果
すごいお料理の数々。美しい飾り付け。
どれも美味しく、豪勢なパーティーとなりました。
そこで読書会も少し。
ハンナの飼っている猫のモシェの話と、登場したタマゴのコーヒーの話(このタマゴコーヒー知っている方がいて解説してもらったりしたんですが、知恵袋にそのままを質問している方がいて笑いました。質問者さんに読書会に来てほしかったな)はしました。
わたしが絶対出るだろうと思っていたマイクとノーマンの話はあまり出ず。やっぱりマイクの登場が少ないせいかなぁ。皆さんの意見ではノーマン優勢でした。
あとはシリーズのタイトルに一定の法則があることを見つけた方が。翻訳家さん、頑張っているなぁ。
タイトルのお菓子が実際にどんななのかという話にもなりましたが、わたし、読んでいるくせにちっともわかってなく。帰って検索したら、レシピを実際に作っている方のブログを見つけました。ハンナったらいろんなお菓子を作っていたんですね〜。レシピにツッコみいれている場合じゃなかったようです。