横浜読書会に参加してきました。
今回参加して思ったのは、
1.読書は心広いほうがいい
2.読書に年齢って関係大有り
ってことかしら。
課題書は
- 作者: アンデシュ・ルースルンド,ステファン・トゥンベリ,ヘレンハルメ美穂,羽根由
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2016/09/08
- メディア: 文庫
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読む予定のかたは絶対読まないように。
さて、久しぶりの読書会でしたが、今回もとても楽しく有意義なものでしたー。
幹事さん、お菓子をくださったかたがた、参加された皆さん、特に同じグループだった皆さん、ありがとうございました。
しかし、今回参加するにあたって失敗したことが一つ。
久しぶりの横浜だったのに、行きたかった店に一つも行けなかった〜。パイホリックに行けなかった〜。逃げ恥の撮影スポットに寄ることもできなかった〜。アンパンマンミュージアムさえ行けなかった〜。
すべては出かけにバタバタしたせいなのですが。
次は横浜満喫したいです!
また横浜読書会参加できるといいな〜。
わたしの感想
さて、ここからはネタバレ全開です。
さらにかなり暴言吐きまくってます。
気をつけてくださいねー。
今回の『熊と踊れ』は早々から読むのが辛くて辛くて。
主人公の中二病がうざいし、読み進めるモチベーションがないし、出てくるエピソードがありがちなものばかりで、1100ページが重かった〜。
読み終えた後は、なんでこんな本がハヤカワの記念出版とかなっているんだよと怒り狂ってました。なので、点数をつけてねと幹事のかたからのメールに堂々と1点とつけて返信しました。
あとで聞いたら、悪くても皆さん2点にしていたらしいので反省。1点はないよね。
読書会当日
人数の関係で4班に分かれるということでくじ引き。、わたしはヴィンセント班。
三兄弟+ケッコネンに分かれていました。ケッコネンって誰!?(正解は子どものころレオをボコボコにした子でした。なぜ、ケッコネン……)
このヴィンセント班、なんと点数9点の人から1点の人(わたしだ、わたし)まで賛否両論がそろった素晴らしい班でした。実際は賛4、否2、平均5.9点とどちらかといえば肯定寄りの班だったんですが、そこはやっぱり否定の声のほうが大きく聞こえます。
否定の意見
特に何もなく、読み進めるのがつらかった。
あらゆることが中途半端。
人が死なない、暴力が宣伝されているわりに大したことない。
ラストが腑に落ちない。
肯定の意見
スピード感があり、構成が巧み。
北欧=理想郷という最近の流れに楔を打ち込む小説ではないか。
ヴィンセントがかわいい。兄弟ものなのでいいと思う。
暴力にベタでないのがいい。
レオとブロンクスの対比がいい。
両者の話を聞いていく中で、犯罪小説でもない、家族小説でもない、暴力小説でもない、すべてにおいて立ち位置が中途半端で、中途半端さを乗り越える要素がないという話が一番しっくりきました。
が、それだからこそ救いがあるというかたもいらっしゃいました。
兄弟が人を殺しかける、でも殺さない、殺しちゃいけないんだという考えが救済になっていると感じたそう。エンタメに慣れきっている身としては、だから物足りない(最初のほうでアンネリーが失敗したとき、レオが何でアンネリーを殺さないんだと思ったというかたも)んだけど、そういう小説が溢れている中では価値があるといえるのかも?
実話を題材にしているし、ノンフィクションとして読むべき小説なのかな、と思いました。
また、登場する料理を楽しまれているかたもいて、早々に見切りをつけず、楽しめる要素を探してやるぞ、ぐらいの広い心を持ちたいものだとしみじみ思いました。
ただ、これでもかなり広い心になっていると思うんだけどなぁ。
ラストに各班の話したことを発表。
各班、それぞれ楽しそうにお話しされてました。ああ、身体が4つ欲しかった。特に話すうちにだんだん点数が下がっていった班は何を話されていたのか気になる……
懇親会にちょっとだけ参加
いつもは行けない懇親会にちょっとだけ参加できました。
ちょうど1週間入院する予定のかたがいて、そのときに読むべき本の話題に。
十二国記 文庫 1-11巻セット (講談社X文庫―ホワイトハート)
- 作者: 小野不由美
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/09/05
- メディア: 文庫
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銀河英雄伝説 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 田中芳樹,藤崎竜
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/02/19
- メディア: Kindle版
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また、今までの読書会を振り返ってみたり。
とある本を20代のときに読んで面白かったから読書会の課題にしてもらって、読み返したらあら?ってことがあったという話に。
読書あるあるだと一同大きく頷いてました。
わたしも大切に封印してある小説あるある。この本はパンドラの箱だけど、絶対捨てられない思い出の本ってありますよね〜。
というような話をしていたら、あっという間に時間!
本当に楽しい時間でした。参加された皆さん、ありがとうございました。
ヨコミス
最後に主宰のかたに今年のヨコミスがどうなるのか聞いてみました(締め切りが変更になるとだけアナウンスされていたのです)。
読んだ期間が2015年12月1日〜2016年12月31日になり、締め切りが1月になるらしい。
読める期間が増えるのは嬉しいな♪
これからどしどし読んでいかねば〜と思いながら、盛会をあとにしたのでした。