カエルほんのめも

ほんのめもです

第二回千葉読書会

第二回の千葉読書会に参加しましたー。
課題書は

でした。以下、ネタバレ嫌いな人は逃げて逃げて。

さて、今回の読書会は久しぶりの公式のもの。とはいえもう何度も読書会に行っているしね♪と完璧に余裕でいました。おかげで準備のすべてが中途半端。
そのため、電車の到着が時間ぎりぎりに!
それでも走れば間に合う間に合うと友人と話していたのですが、なんと二人とも迷子才能を持っていたという。
「饅頭屋なんてないよねー」と地図を見ながら進んでいったら、実は道を間違えていたのでした(実際はちゃんと饅頭屋さんありました)。地図を見ながら間違えるって……開催場所の千葉駅は本当に広くてミステリーでした。

結局到着できたのは開始から三十分後。
みなさんが和気藹々と感想をおっしゃっているところにバタバタと駆け込むことになったのでした。みなさん、大変申し訳ございませんでしたっ。

ということでネタバレにならないように気を付けますが、ネタバレと感じるかもしれない感想を書きます。

さて、息を切らせながら会場を見渡すと、意外と男性が多い!
小説が小説なので女性ばっかりかと思っていたのですが、男性の意見を聞けたので良かったです。『リヴァトン館』はやっぱり女性向きみたいでした。
とはいえ、みなさん、やっぱり紳士淑女がそろっていらして、完全な否定意見はないなー、感想どう言おうかなーと考えている(<準備不足がここにもっ)ところに、指名されてあわあわ。

わたしが読んでいて気になったのは翻訳ミステリー大賞シンジケートの読書会なのにミステリー色がかなり薄いこと。ほのめかしが多い小説のそういう部分はどうでもよくなるわたしにはもう一歩楽しめなかったのです。死体が隠されていたり、ダイイングメッセージがあったり、密室があってほしい!
けど、そういう否定的なことを話すのってどうなのかなぁ、他に楽しめる要素はいっぱいあるのに一点にこだわるって心狭い話だしなぁ、と考えていたのですがっ。

参加者が二十人もいる中で話すのに舞い上がってしまって、思っていたことをすべて曝け出してしまったような……あとで知ったところによると訳者の方がいらっしゃっていたというのに〜。準備って本当に大切と実感しました。

でも、自分の感想発表が終われば、あとは楽しく他の方の意見を聞いてました。小説の時代の電気器具やガスについてやベタな小説である話、でも完成度の高い『忘れられた花園』より原石の輝きを楽しめるなどなど、どのお話も興味深く聞きましたー。
幹事さんの名しきりのおかげで時間内にまとめまでできて良かった良かった。ちょっとした楽しいサプライズなどもあり、穏やかに終了しました。参加者のみなさま、ありがとうございました。

その後は移動して二次会です。
二次会はてっきり居酒屋かと思いきや、オシャレなイタリアンでした。
わたしは席がとっても畏れ多い席で、周りのかたから翻訳ミステリの詳しい話を聞かせてもらえて本当に幸せでした。一番嬉しかったのは訳者のかたに「リヴァトンかん」でなく「リヴァトンやかた」になさった理由を聞けたことかしら。気になっていたのですっきり。
その他にもディーヴァやパトレシア・コーンウェルの話、海外ミステリと世界史などの話をしました。特に良かったのはちょうど読んでいた『湿地』の話をできたこと。『湿地』はちょうど旬な話題だったのでいろんな方が話されていたので、横浜スピンの読書会に参加して良かったーとしみじみ感じました。

帰りの電車までミステリの話は尽きず、本当に楽しい一日でしたー。次は福岡辺りに参加してみたいな。

追記
サプライズの一つ、森薫さんの話を妹にしたら「わたしがファンだと知ってて酷い!」と蹴られました。知らなかったのに〜。
本当に準備って必要です。